あんたは、いまでもここに・・・生きている!

[120] ちことぽぱい 第1話(全4話) 投稿者:べーぐる 投稿日:2001/10/10(Wed) 20:18

たしか1年半前だったと思いますが、
ちこの知り合いの人がレコード店をオープンするということで、
お祝いも含む形で遊びに行きました。
場所は、JR阪和線鶴ヶ丘駅から徒歩3分の所で、
早速お客さんも訪れていました。

開店以来、この店へ連日寄り道して、店長からいろんな音楽講座を受けたり、
3人で雑談したりしていたのですが、話の中で一番話題になったのが、この
町の人たちから敬われているご老人がいるらしい、という事なのです。

そのご老人は毎日商店街を歩いているのですが、
ただ闊歩しているのではなく、
杖を一切使わずに、しかも超スローテンポで歩いているらしいのです。
途中どこかに手を付けた(しかも直立)状態で一定時間休憩するそうです。
あと、パン屋へ食パンの耳を貰いに行く為に日々通っているらしいのです。
その姿・顔から、ちこ達は「ポパイ」と呼んでいるそうです。
また店長は、「彼はロックそのものだ。『転がる石(Rock'n'Roll)』だ」と称えていました。

その話を聞いた後、ポパイ見たさにちょくちょく店へ遊びに来たのですが、
なかなか出会えませんでした。
ある日、ちこの知り合いの人が店に遊びに来ていて、一緒に近くのコンビニ
(CoCoストア)へ買い出しへ行きました。
お菓子やビール等を沢山買って店を出た瞬間、
出口横の酒用自販機へ必死に横たわる老人を見つけた、否、
ついに見つけてしまったのです。あの人を。
「ま、まさか、、、」

(つづく)





泣ける話しやなぁ。ぽぱい・・・
補足説明させていただきます。

@名前の由来

見た感じ、かれこれ齢90近くになるでしょうか、
歯のない方っていますよね。フガフガいいますよね。ねっ!
ポパイ身長180くらいあるねん。
この世代にしたら、かなり大きいと思う。
その長身に、フガフガの顎・・・・・

誰が言うこともなく・・・ポパイと・・・

自然の摂理ですな。(゚ーÅ) ホロリ 


A出会い

私がであったのは、チコタンレコードにレコード運んできたとき。
わたくし一応格闘技なども心得ておりまして、
気配などにも敏感なほうです。

しかし、ぜんっぜん気づかなかった。彼の存在に・・・
私がチコタン店長にポパイのことを聞いていたら、私の後ろ指差すもんだから
振り返ってみるとΣ( ̄□ ̄;|||

ポパイがポパイポーズ(気を付け&片手をそのまま前へだして寄り掛かって休め)とってるやんけ!!
しかも、止めてある私の車に・・・真横にいたのに分からなかった・・・

さすが世界を股にかける船乗りだ・・・完敗。


Bロックンロール

英語のことわざ【転がりつづける石には、苔が生えない。】
転じて→【動けぇ動くんだぁ、死んじまうぞぉ!ごるぁ(゚ロ゚;≡;゚ロ゚)】
*隠語【ロック:監禁する & ロール:廻す  ・・・≡(*ノノ)キャ】

そうです。そうなんです。
彼はみずからの肉体をもって、我々に証明してくれたのです。
きっと、ほとんどのお年よりなら、もう立ち上がることすらままならない体のはず・・・
その歩みも、例えて言うなら・・・・

朝、新聞取りにいったら玄関口で会って
「おはよう」って挨拶して部屋に戻って
ごはん食べて
出かけようかなっておもって
靴履きに行ったら

「まだいたの!Σ( ̄□ ̄;|||」

ってスピードなんですから。
そんな体なのに・・・(゚ーÅ)  


自分の体だけで、自らの力だけで、本当に壊れてしまうその時まで
ポパイは動きつづけたのです・・・・・感動!

彼は無言でこう言わんとしていたのです・・・



「あんた、船乗りかい?」

・・・深い、、深すぎる言葉だ・・・




・・・・トゥービーポンテニュー・・・
メモ:ベンチの謎、オリンピックとポパイ・・・