あんたは、いまでもここに・・・生きている!
[124] ちことぽぱい 最終話(全4話) 投稿者:べーぐる 投稿日:2001/10/10/13(sat) 22:17
あれから1年後、レコード店にちこと久しぶりに寄りました。
実はある目的があったのです。
それは、彼の父が住んでいたあの「すみれ荘」を探しに。
一生懸命探したのですが、なかなか見つかりません。店に戻って店長に聞き
ましたが、結局店長が言っていた所とは違うところにありました。
私とちこは、すみれ荘の玄関で拝みながら、お供えとして持ってきたゴーヤ
ジュースを入口に置きました(その後すぐに飲みましたが)。
店へ帰ろうとした時、近くにあった教会に貼っていた「今月の一言」に気づ
きました。そこに書かれていた言葉が、
『かけがえのない存在』
ああ、やっぱりあの方は敬われていたんだな、と思いました。
すみれ荘を探し当てた後、再び店長の元へ戻り報告した直後、
「23番あった?」
「え?」
「彼が使っていたロッカーやで。」
そうです。23番とは、ポパイ用のロッカーNo.だったのです。おそらく、
いや確実にその番号は永久欠番として、扱われるのでしょう。勿論、そのロ
ッカーは誰も使うことなく、、、
ときどき、ちこがときどきポパイの事をのたまう事があると思いますが、
それは亡き父を越えようと、ひたすら頑張っているのであります。
だからやまとの皆さん、そんなちこを暖かく見守ってやってください。
=劇終=
<おことわり>
この話はフィクションではありません。事実を元に書いております。
あと、、、
>ちこさそ
本当に語ってよかったのかい?本当に?
やっぱり、あんた、、、
*追記:ポパイはチコの実父ではありません。あしからず。